元東京地検特捜部副部長の若狭勝氏が29日、フジテレビ系「めざまし8」に生出演。日本バレーボール協会の男性理事が、積立金など約2600万円を着服したことを受け、協会が会見を行ったことにコメントした。

 28日、日本バレーボール協会と大阪府バレーボール協会は大阪市内で会見を開き、大阪府の協会の会計を担当していた50代の男性理事が、積立金など2579万円を着服していたことを発表。全額を男性理事は、投げ銭の「スーパーチャット」につぎ込んだという。

 会見で、日本バレーボール協会の川合俊一会長は「関係者の中には、記者会見を開かなくてもいいのではないかとか、そういった意見が出ているということで。(川合会長が)大阪まで来て、それはダメだと」と明かし、「悪いことをやったら反省してもらって、しっかり公表しないといけない」と話した。

 これを受けて若狭氏は「記者会見をして説明責任を果たすのは、極めて大事だと最近言われている。それは問題に対して、団体がどの程度真剣に取り組むか、今後の再発防止に取り組むかということのバロメーターと言われている。記者会見をして説明責任を果たすという態度をとったことは、川合さんは正論だと思う」とコメントした。