政界動いた!「金本国民栄誉賞」

2012年09月30日 12時00分

 今季限りで引退する阪神の金本知憲外野手(44)の引退試合が10月9日のDeNA戦(甲子園)に正式決定した。その鉄人が国民栄誉賞の候補者に浮上している。1492試合連続フルイニング出場の世界記録をはじめとした金本の功績を称え、早くも政界から授賞を後押しする声が出ているのだ。実現すれば王貞治氏(72=ソフトバンク球団会長)、衣笠祥雄氏(65=野球評論家)に続く日本プロ野球史上3人目の快挙となるだけに、今後が注目される。

 連続フルイニング出場の世界記録をはじめ、本塁打、安打、打点の打撃3部門すべてで歴代10傑に名を連ねている金本。偉大な足跡を残して21年間の現役生活に別れを告げる“球界の鉄人”が、これ以上ない栄誉の候補者に浮上している。

「今の日本人に一番求められている『頑張り』という資質を示してくれた選手。このすごい記録を念頭に置けば、国民栄誉賞を与えてもいいんじゃないですか。私が努力します」。本紙の取材にこう明言したのは、自民党大阪府連会長の竹本直一衆院議員(71)だ。

 竹本氏は自民党のスポーツ振興の議員連盟に加わっており、過去には「北京オリンピックを支援する議員の会」「大相撲の早期正常化と更なる発展を求める議員連盟」という超党派の議員連盟にも参加。与野党問わず“スポーツ派”として顔が利くだけに「自民党総裁選(26日)が済んだらスポーツ振興議連の会合を開かせて、そこで提案しましょう。超党派で民主党と話をしてもいい。他の先生にも声を掛けていきますよ」と熱く語る。

 国民栄誉賞は内閣総理大臣表彰のひとつで、時の首相や政権に最終決定権がある。球界では1977年に756本塁打の世界新記録をマークした王氏が国民栄誉賞第1号。87年には2215試合連続出場の世界記録を持つ衣笠氏も受賞している。金本の連続フルイニング出場もそれらに匹敵する数字だろう。

 推薦の理由は、大記録の裏側にある鉄人の努力を踏まえてのことだ。

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