岡田監督が絶句した主力の“造反劇”

2012年09月26日 12時00分

主力選手からまさかの言葉が…

 すでに今季限りでの退任が決定していたオリックス・岡田彰布監督(54)が、25日のソフトバンク戦前に再び“解任”通告を受けた。

 

 来季の契約を結ばないことを伝えられた22日には、球団側から最終戦まで指揮を執ることを要請されていた。それがわずか3日後に急転。岡田監督、高代ヘッドコーチの休養、森脇チーフ野手コーチが監督代行を務めることが発表された。

 

 開幕前は優勝候補と評価されながらも故障者続出など誤算が相次ぎ、序盤から低空飛行。そして、低迷の最大の原因となったのは主力ナインの士気の低下だった。シーズンの真っただ中には指揮官に対する“造反劇”まで勃発していた。

 関係者によると事件が起きたのは5月中旬のことだった。すでにチームは最下位。巻き返しを図るべく岡田監督は遠征先の宿舎ホテルの自室に主力選手数人を呼んだ。奮起を促すことでチームに活気を与えようとしたのだ。ところが…。主力選手から耳を疑う言葉が発せられたのだ。「監督がベンチであれこれ言うので選手が萎縮して本当の力が出せません」

 1996年の日本一を最後に16年間も優勝から遠ざかり、2000年代に入ってからはAクラスが1度だけ。このまま最下位で終わればこの13年間で6度目の屈辱となる。就任直後から岡田監督はプレー以前の問題を指摘してきた。ユニホームの着こなし、練習に取り組む姿勢、勝利への執着心…。こうしたものを叩き込むために妥協せずに選手を指導してきたが、選手は逆に「萎縮して力が出せません」と結果が出ない理由をすり替えてしまった。

 チーム関係者は「監督にしてみれば結果が出ていれば何も言わなくて済む。そうじゃない。何かを変えなきゃいけないから言っているのに…。怒り心頭だったでしょうね」と指揮官の胸中を察する。他にも直球に力負けしている主力選手に対して首脳陣が「打撃マシンとの距離を縮めて打ってみたらどうだ」とアドバイスすると「僕は10年以上もプロでやっているんです。今さら、そんな練習は必要ありません」と拒否するなど、あぜんとする事件が続出。歴代監督が「フロントも選手も甘い」と指摘してきた“ぬるま湯体質”が一向に改善されていないことが浮き彫りになった。

 現在は次期監督の人選を進めており、OBの山田久志氏(64)をはじめ前中日監督の落合博満氏(58)、新井宏昌二軍監督(60)や前日本ハム監督の梨田昌孝氏(59)らが候補に挙がっている。しかし、指揮官を代えても選手の意識改革なしでは結果は同じ。根深い問題が存在している。

 

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