【新国立競技場・工費問題】安藤忠雄氏が“潔白”を主張「私が聞いても教えてくれない」

2015年07月16日 13時40分

会見する安藤氏

 総工費が2520億円に肥大し、国民的問題となっている新国立競技場のデザイン審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏(73)が16日、都内で会見し、“潔白”を主張した。

 

 安藤氏は自身の役割について、あくまでデザインの選定だったと主張。コストについては「徹底的な議論にはなっていない」と認めたが、基本設計の段階でキールアーチと呼ばれる2本の鋼鉄製アーチを含め、総額1625億円だったことを強調した。

 

 設計事務所や専門家の意見をもとに、当初の予算である1300億円に近い数字で実現が可能と判断したことを明かし「2520億…、私も聞きたい! どっか下がるところないの? もっとあるでしょ。私が聞いても教えてくれないですからね。一人の国民としてなんとかならんかなと思っている」と驚きを隠さなかった。

 

 また、政府内でデザインの変更が上がっていることには、国際コンペ優勝者のザハ・ハディド氏(64)のデザインに基づき、修正や費用の縮小を図るべきと指摘。

 

「国際協約から言って、外すわけにはいかない。日本の国際的信用がなくなります」とクギを刺した。