笑顔が輝いた。カーリングの日本選手権1次リーグ(24日、北海道・アドヴィックス常呂カーリングホール)、北京五輪女子銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)は、札幌協会を8―6で下して開幕3連勝。この日31歳の誕生日を迎えたスキップ・藤沢五月にバースデー勝利を届けた。

 決して簡単な試合ではなかった。5―2で迎えた第7エンド(E)に自らのミスが発端で、3点をスチールされて同点に追いつかれる。その後はお互いに1点ずつ取り合ったが、最終第10Eに勝ち越した。試合後には「相手にチャンスをつくってしまって、私のところで決めきれなかった」と反省点を口にしながらも「今日は誕生日なので、自分のことを責めずにそんな日もあるかなというような感じで反省もするけど、それを次に生かせるように気持ちを前向きにいきたい」と笑い飛ばした。

 例年であればシーズンオフでスポンサーや関係者にあいさつ回りをしている時期。「誕生日に日本選手権を戦っているのは初めて」と神妙に語りつつ「すごい新鮮な気持ちで、たくさん人に会えるので今日も朝からいろんな人におめでとうと言ってもらえるのは、すごくうれしい」と声を弾ませた。

 18時からは4強の一角・富士急と対戦予定。31歳初日をきっちり連勝で締めくくる。