世界最高峰のアクションスポーツ国際大会「Xゲーム」2日目(23日、千葉・ZOZOマリンスタジアム)、スケートボード男子ストリート予選で堂々の1位通過を果たした東京五輪金メダルの堀米雄斗(23=ミクシィ)は、競技の普及・発展にも全力を尽くす覚悟だ。

 今大会は東京五輪と異なり有観客で行われていることから、多くのファンが観戦に訪れた一戦で圧巻の滑りを披露。「五輪の時は観客がいなくて寂しい部分はあったが、今日は周りの人たちが見に来てくれて、緊張もあるけどすごいうれしかったし、スケートボードの楽しさが分かるのと思うので、観客がいるのはうれしい」と笑みを浮かべた。

 東京五輪でスケートボード勢が大活躍を見せたこともあり、興味を持つ人々が急増。「本当に五輪の効果でいつも以上に観客も多かったし、少しでもスケートボードが認められるスポーツ、ストリートスポーツになってきた」と手応えを口にした一方で「これからもっと日本のスケートボード業界を盛り上げていきたいし、自分は米国に拠点を置いているので、世界のレベルを上げられるように頑張りたい」とさらなる高みを見据えた。

 24日の決勝では「自分の新しい技を決めて、1位に狙いたい」と意気込む〝トリックスター〟。世界一の滑りで会場を魅了してみせる。