世界最高峰のアクションスポーツ国際大会「X Games Chiba 2022」(22~24日、千葉・ZOZOマリンスタジアム)の開幕を前に、東京五輪を沸かせた2人の女子スケーターが闘志を燃やしている。

 1995年に米国でスタートした当大会は、招待されたトップクラスのプロ選手のみが出場。今回は初めて日本で開催されることになった。東京五輪スケートボードストリート銅メダルの中山楓奈(16=ムラサキスポーツ)は「世界中の人が見る大会なので、盛り上げられるように頑張って滑りたい。自分の見せたいトリックをすべて成功できるように頑張って滑りたい」と決意を述べた。

 東京五輪スケートボードストリート8位入賞の西村碧莉(20=木下グループ)にとっては、昨年9月の手術後初めてとなる実戦。「今年の2月からやっと滑り出して、自分の今までできてきたトリックを戻してきた。どういうトリックを見せようというよりも、今自分ができることを精いっぱいやりたい。まだ7割くらいしか回復していないが、いい感じに調整はできている」と手応えを口にした。

 ZOZOマリンスタジアムでは、プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手(20)が17回連続無安打投球を見せたばかり。次はスケーターたちがトリックで観客たちを魅了する。