ウクライナバレーボール連盟は14日、今夏のバレーボール男子世界選手権に、除外となったロシア代表に代わりウクライナ代表が出場するとホームページ上で発表。ロシア側で不満の声が上がっている。

 ウクライナ連盟は「国際バレーボール連盟(FIVB)から、ロシアの代わりにウクライナが2022年の世界選手権に出場することを知らせる手紙を受けとった。新たな抽選手続きは行われず、ウクライナは、第1シードでロシアに代わりグループAに入る」と発表した。世界選手権はロシアで開催される予定だったが、ウクライナ侵攻により、開催も剥奪されている。

 ウクライナの発表に対し、強豪で知られるロシア国内で不満の声が。男子代表のアレクセイ・スピリドノフはロシア「スポーツ」に「この決定には政治的なものしかない。ウクライナのプレーは下手とは言えない。だがグループリーグを突破することは可能だが、これが限界だろう」と語った。また元代表のセルゲイ・テチューキンも「なぜ、そのような決定をしたのか、国際連盟に問いたい。スポーツが政治に変わってしまった」と不満を表明した。

 バレーボール界も大きく揺れている。