東洋太平洋(OPBF)女子スーパーバンタム級王座決定戦(10日、後楽園ホール)でノーンブア・ルークプライアリー(24=タイ)を判定で下し、初タイトル獲得に成功した高野人母美(27=協栄)が一夜明けた11日、都内の協栄ジムで会見を開いた。

 高野は「ベルトを取るまでは先のことが不安だったが、次の目標が明確に見えた。世界に行きたいと思った」と目を輝かせ、改めて世界戦挑戦へ意欲を見せた。

 一方で、試合中に自身の体の重さを痛感。「パンチのスピードも遅かったし、フットワークも重かった。連打もできなかった。次は体重を落として臨みたい」と語った。

 防衛戦は行う予定だが、世界戦は高野のベスト階級だというスーパーフライ級を希望した。

 タイトル戦の重圧は相当だったようで、朝起きると口内炎が3つもできており、1週間前から胃痛にも悩まされた。

「案外、繊細なんです。精神面も強くなりたいです」

 9頭身モデルボクサーが、心身ともにさらなる強化を図る。