「打倒LS」に挑む。カーリング女子のフォルティウスは30日、中古携帯電話等のデバイス売買を行う「ニューズドテック」と2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪までトップスポンサー契約を締結したと発表した。

 北海道銀行(当時)の一員として挑んだ昨年9月の代表決定戦では、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)に惜敗。五輪で活躍するLSをテレビで見守ったスキップ・吉村紗也香(30)は「もしかしたらあそこに立っていたのかも。悔しさが半分以上あった」と複雑な胸中を明かしつつ「すごく刺激になったし、勉強になった」と発奮材料にしている。今後に控える日本選手権(5月)へ向けては「チャレンジャーとしての気持ちを持って臨めたら」と意気込んだ。

 現在は札幌市を拠点に活動する一方で、21~27日にはカーリングの聖地・常呂町で4チームによる合同合宿に参加した。吉村は本紙に「大会形式みたいな感じで9分間練習をして(先攻、後攻を決める)LSDもしっかり投げて、本番のような感じでやって3位決定戦も決勝もやりました」と説明。日本選手権前に実戦を重ね、見つかった課題に取り組むプランだ。

 LSの壁はもちろん厚いが、サード・小野寺佳歩(30)が「まだまだ強くなれる」と話すように、チームのモチベーションは全く落ちていない。4年後に向けて、まずは日本の頂点を目指していく。