JOC山下会長 ロシア&ベラルーシへの制裁は「理想的ではない」が「全面的に賛同」

2022年03月29日 16時15分

山下泰裕氏(東スポWeb)
山下泰裕氏(東スポWeb)

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(64)が29日、都内で会見を行い、スポーツ界でロシアとベラルーシ関係者に制裁を科していることに言及した。

 ロシア軍は先月24日にウクライナへの侵攻を開始。山下会長が「国連総会で五輪休戦が採択された期間中に侵攻が始まった」と話すように、北京パラリンピックは異例の戦時下での開催となった。また、大会閉幕後もウクライナの状況は好転せず「1日も早く侵攻が終わり、ウクライナの人たちが安心して暮らせる日が来ること、これ以上の死傷者が出ないことを祈るばかり」と語った。

 そうした中、国際オリンピック委員会(IOC)は各競技の国際連盟にロシア、ベラルーシの選手や役員を国際大会に出場させないよう勧告。山下会長は「出場機会を奪うことは理想的ではないかもしれない」と前置きした上で「一刻も早く一人でも多くの人が傷つかない形で事態を収束するために、すべての人が自分たちでできることを考え、行動することが重要な状況にある。IOC委員、国際柔道連盟(IJF)理事としても今回のIOCの措置に全面的に賛同している」と強調した。

 JOCは23日に開いた理事会でウクライナへの支援としてIOCが設立した連帯基金に10万ドル(約1200万円)を寄付することを決めた。山下会長は「避難を余儀なくされた数百万人の国民の方々に食料、薬品、衣類を購入してもらうため。NF(国内競技団体)や他の統括団体からも寄付金を募りながら」と説明した。

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