シンクロ井村ヘッドコーチの圧倒的存在感

2015年06月08日 16時00分

 プールで一番目立つのはやはりこの人だった。7月の世界選手権(ロシア)を前に、シンクロナイズドスイミングの日本代表が7日、都内で練習を公開。昨年からヘッドコーチに就任した井村雅代氏(64)が圧倒的な存在感で選手に猛ゲキを飛ばしているが「今の子はストイックさが足りない。『みんなと同じでいい』っていう今の日本の若者と同じですよ」と嘆きが止まらない。

 

 それでも、選手以上のエネルギーで叱咤激励を続けている。2004年アテネ五輪後、中国へ渡りシンクロ強国に育て上げたものの、対照的に日本は低迷。昨年、日本代表に戻ってからも同ヘッドコーチのスパルタ指導は変わらず、1か月で1日しか休みがない長期合宿を敢行中だ。「ずいぶんと変わりましたよ。前は脂肪を巻いているような足だったけど、ラインが見えるシャープな足になった」と発言も容赦ない。

 

 鬼コーチの真価が問われるのは再就任後初挑戦となる世界選手権。選手以上にメダルへの思いは強い。「私はね、リオ五輪なんて見てない。今度の世界選手権がすべて。これがアカンかったらリオはもがくだけ。『メダルが取れなかったら私のプライドが傷つく』と選手にも言いました」。井村マジックで07年大会以来4大会ぶりのメダル奪還はなるのか。