【カナダ・プリンスジョージ22日(日本時間23日)発】シャッフル作戦は実らなかった。カーリング女子世界選手権の1次リーグが行われ、日本代表の中部電力は、カナダに4―10で敗戦。続くスウェーデン戦も4―8で敗れ、通算成績は4勝3敗となった。

 北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)は4人のメンバーが固定されている一方で、中部電力はリザーブも含めた5人の総合力で勝負。日替わりでメンバーを変更しており、4勝2敗で迎えたスウェーデン戦は、今大会の3戦目からセカンドで出場していた松村千秋(29)をサードで起用したものの、前半を1―3で折り返すと、後半の第7エンド(E)に2点を喫する。さらに、第8Eには2点のスチールを許し、点差を広げられた。

 今大会は13チームが出場。総当たりの1次リーグを実施し、上位6チームが決勝トーナメントに進出する。中部電力は5試合を残しているが、これ以上の黒星は避けたいところ。リード・石郷岡葉純(25)は「終始苦しい展開だった」と唇をかみながらも「Eごとに修正していきながら、コーチのアドバイスをもとに、最後のEまで臨めたので、形としては負けてしまったが、次の試合に取り掛かる姿勢としては、次につなげられるものだったと思う」と前を向いた。