2日(日本時間3日)に行われたノルディックスキーのW杯ジャンプ女子個人第14戦(ノルウェー・リレハンメル、ヒルサイズ=HS140メートル)で復活Vを飾った高梨沙羅(25=クラレ)が同日、自身のインスタを更新して現在の心境をつづった。

 高梨は優勝直後の写真を掲載して「オリンピック後は、またこの場に立つことを想像できなかったけれど沢山の方々に支えて頂き戻ってくることができました」とメッセージを記した。

 北京五輪のスキージャンプ団体戦でスーツ規定違反で失格。号泣し、真っ黒のインスタ画面とともに謝罪して日本中に衝撃を与えた。それ以来、初めてとなる発信で「心の整理もつけきれず、試合に出場することも試合当日の朝まで決めかねていました」と揺れる思いを吐露しつつ「それでも進む続けないといけない時があると思うことができ、私自身ここに立つまでに沢山の人たちのメッセージに励まされ、支えられました」と感謝の意を表した。

 そして、最後は「だから今度は飛ぶことで少しでも応援して下さる皆さまへ何かを与えられることができるなら最後まで飛び続けたいと思います」と締めくくった。