競泳のジャパンオープン初日(22日、東京辰巳国際水泳場)、来年のリオ五輪を目指して現役を続けるベテランの北島康介(32=日本コカ・コーラ)は100メートル平泳ぎ決勝で、1分1秒28で5位だった。


 午前中の予選では1分1秒71で「残ってないでしょ」と話していたが、他の選手もタイムが伸びず、全体8位で決勝に進み順位を上げた。「タイムも泳ぎも満足していないけど、シーズン最初のレースとしては良かった」。6月には欧州遠征を控えており「ここで出し切るより、ケガをしない体づくりとか来週以降もトレーニングを継続したい」と今後を見据えた。


 前日まで伸ばしていたヒゲを剃って臨んだことには「これだけで抵抗感がなくなるんですよ(笑い)」。リオ五輪の代表選考会(来年4月、日本選手権)まで時間があるだけに、まだまだ余裕たっぷりといった様子だった。