バッハ会長が北京五輪組織委員会の〝問題発言〟を釈明 報道官が中国政府の方針を代弁する形で答弁

2022年02月18日 15時32分

組織委員会の〝問題発言〟を擁護するバッハ会長(東スポWeb)
組織委員会の〝問題発言〟を擁護するバッハ会長(東スポWeb)

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が、北京五輪組織委員会の〝暴走〟を釈明した。

 バッハ会長は18日に行われたIOCの定例会見に出席。前日17日に組織委員会の厳家蓉報道官が新疆ウイグル自治区の人権問題について「ウソです」などと主張して波紋を呼んでいる件に言及した。

 今大会の開幕前に、新疆ウイグル自治区で深刻な弾圧や強制労働が明らかになり、米国や英国を始めとした多くの国が外交的ボイコットに踏みきった。17日に行われた定例会見で厳報道官は、新疆ウイグル問題の質問を受けると「これはウソです。いろいろな団体からウソという証拠も出ている。真実でないことに基づいている」などと中国政府の方針を代弁する形で主張を展開していた。

 18日の会見では海外メディアが厳報道官の発言が「政治利用にあたる」として追及。これにバッハ会長は「ただちに連絡を取った」と厳報道官と意見交換したことを明かした上で「組織委員会、IOCの両組織は、私たちが政治的中立であり続けるということをはっきりと明言している」と言及した。

 以前からバッハ会長と中国政府の蜜月関係が指摘されており、組織委員会の〝問題発言〟を擁護する姿勢は今後物議を醸しそうだ。

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