陸上男子100メートルで五輪3連覇のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、冬の北京五輪にも高い関心を示している。

 スペイン「マルカ」で、ボルトは自身が初めて五輪で金メダルを獲得した2008年の北京五輪について語った。「北京で、私の人生は完全に変わった。今でも、レースの詳細を覚えている。私の心の中にはいつも北京があり、すべてが始まった場所。私の人生を30秒足らずで変えてしまった」と強烈な出来事であったことを明かした。

 2月に開幕する北京冬季五輪についても「普段は冬季オリンピックに興味はないが、北京大会は見逃せない。来月、北京でジャマイカ選手たちがどのように感じるかはわかっている。五輪スタジアムに足を踏み入れ、観客のエネルギーを感じることほど素晴らしいことはない」と予想される北京の盛り上がりに期待いっぱい。

「北京には行かないが、選手とファンでいっぱいの鳥の巣をまた見ることができるのが楽しみ。北京でそのエネルギーを感じられるアスリートがうらやましい」と、自身の運命を大きく変えた北京への熱い思いを語っている。