厳格な新型コロナウイルス対策を取る北京五輪について、ロシアの関係者が「刑務所」の表現を使い、気を引き締めている。

 ロシアメディア「メタレイティング」のインタビューで、出発を前に北京での環境について問われた同国スノーボードのデニス・サラガエフ監督は、覚悟を決めたかのように答えた。

「ルールは非常に厳格です。他のチームの人とは交われないし、コミュニケーションもとれない。常にマスクをしていなければならないし、中国側はいたるところにカメラを設置して、これを記録していくだろう。もし不正があれば、主催者はチーム全員を外すことができる。厳しい。刑務所のような環境に置かれるのですから。ホテル、トラック、ホテル、それしか予定がない」

 東京五輪でもコロナ対策が講じられたが、北京五輪は外部との接触をより厳格に遮断し、東京を上回る厳しさで対応することが予想されている。さらに、監視カメラなど厳しい目が加わるとあって、身を引き締める人は多そうだ。