感染対策は大丈夫か。北京五輪組織委員会は23日、公式ホームページ上で今年1月4日から22日まで行った新型コロナウイルス検査の結果を発表した。

 組織委によると、外部との接触を完全に遮断した「バブル」内で、関係者33万6421検体の中から33件の陽性が確認された。選手および帯同者175検体から陽性は見つからなかったという。また、同期間中に入国した選手・関係者は合計2586人。このうち39件の陽性が空港検査で確認されたという。

 開幕まで約2週間に迫る中、中国政府は「ゼロコロナ戦略」を掲げ、徹底した封じ込め対策を実施。米CNNは「ほとんど世界から遮断された北京は何千人もの選手、役員、メディア、スタッフの到着に備え、身構えている」「感染拡大を抑えるため、北京は他の街から完全に切り離されたバブルに大会全体を封じ込めている」と伝えている。

 ここまで厳戒態勢を取りながら、やはりオミクロンの感染力にはなす術がないのか。