ビーチバレー診断書偽造問題 協会「違法行為を黙認した上で事実を隠蔽」

2022年01月13日 21時35分

ビーチバレーをめぐって協会に激震が走った(写真はイメージ、東スポWeb)
ビーチバレーをめぐって協会に激震が走った(写真はイメージ、東スポWeb)

 日本バレーボール協会は13日に理事会を開催し、ビーチバレー担当役員が国際大会のキャンセル手続きで診断書を偽造した問題で計4人の処分を決めた。

 発端は2年前にさかのぼる。2020年1月に開催されたビーチバレー「ワールドツアー男子イラン大会」に参加申請していた1チームのキャンセル申請の際、担当役員が虚偽記載のある診断書を作成し、大会主催団体の国際バレーボール連盟(FIVA)へ提出。同協会は「キャンセル申請が遅れたことを公表するにあたり、会長、業務執行理事らは事前に診断書偽造が行われたことを把握していたにも関わらず、違法行為を黙認した上で事実を隠蔽した」と説明する。

 この不適切処理を受け、同協会は昨年11月に第三者委員会を発足。同12月行われた臨時理事会で調査結果が報告され、この日の理事会で辞意を示していた嶋岡健治会長を解職とした他、高野和弘氏(業務執行理事解職)、鳥羽賢二氏(理事辞任勧告処分)、小田勝美氏(ビーチバレーボール事業本部副本部長解任)の処分を承認した。小田氏の指示に従って診断書を作成した事務局職員の責任も重いと判断され「就業規則に則り処分の手続きを進めている」(協会)。診断書偽造の隠蔽に関わった当時の鍛冶良則業務執行理事事務局長も本来は処分対象となるが、すでに離職しているため対象外とされた。

 同協会は「スポーツ団体としての信頼を損ない、社会からバレーボール関係者に対する失望や不信感が増幅されるなどの事態を招いた。バレーボール界を統括・代表する団体としての責任は重大である」としている。

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