新生K―1第3弾興行「K―1 WORLD GP 2015」(19日、東京・代々木第二体育館)に出場する60キロ級初代王者・卜部功也(24)が15日、「K―1ガールズ」を従え東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れ、同大会をアピールした。

 功也はセミファイナルのスーパーファイトに出撃。「いいカードがある中、この試合順に選ばれた意味をしっかり受け止めないといけない。正直、プレッシャーはあります(笑い)。でも、それが宿命ですよ」と王者の責任を感じている。

 相手はハビエル・エルナンデス(25=スペイン)。1月大会では卜部弘嵩(25)に判定負けこそ喫したが、兄を大いに苦しめた強敵だ。

 功也は「アグレッシブで体も頑丈。圧力も強い」と分析しつつも「僕が目指すべきところはKO勝利。チャンピオンとしてそこは大事です」と、兄以上の完勝を誓う。

 65キロ級王者ゲーオ・フェアテックス(30=タイ)が負傷欠場となったため同大会に出場する唯一のチャンピオンとなる。「目指す王者像はアーネスト・ホースト。技術があり、しかも倒せる。まさに『ミスター・パーフェクト』。僕も見習ってレベルの高い技術を見せて、そのうえでしっかり倒します」と将来の目標を掲げた。まずは目前の“スペインの虎”退治に全力を注ぐ。