選手の安全より利益を取るのか! 中国に媚びる国際オリンピック委員会(IOC)に、選手がズバリ直球で猛抗議だ。

 ドイツのトップ選手らで構成される団体「アスリート・ドイツ」は6日、中国の元副首相に性的関係を強要されたと告白した同国の女子テニス選手・彭帥(35)の身の安全を証明し、独立した調査を行うことを求めた。

 同団体は「IOCの対応は、ドイツのアスリートに大きな懸念をもたらした。IOCはどのような動機で行動しているのか」と疑問を提起。IOCが彭とビデオ通話で“安全で元気”と言い切った2度の声明について「彭の3週間の失踪と性的虐待疑惑が意図的に省略されているように見える。IOCはアスリートの保護よりも政治的・経済的利益を重視しているのではないかと懸念している」と真正面から非難した。

 選手を不安にさせるIOCはどう応えるのか。