負の連鎖が止まらない――。日本スケート連盟は6日、スピードスケートの北京五輪代表選考会の日程を2日遅らせて実施すると発表。当初は12月27~30日にかけて開催予定だったが、29~31日の3日間に変更となる。
海外での新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、政府が水際対策を強化。連盟によると、現在W杯で海外遠征中の日本選手団が帰国後、14日間特別な対応を強いられるためだという。
ただ、松野博一官房長官は6日の記者会見で、来冬の北京五輪に参加見込みの日本選手は、海外から帰国後の待機期間中でも練習を認めると明かした上で「厳格な行動管理を実施する」と語っており、条件付きでトレーニングは行える見込みとなっている。
今大会は北京五輪の代表選考会をかけた大一番。ある選手の関係者は「年末の選考会に向けてやっていく」と意気込んでいたが、最終調整の修正を余儀なくされそうだ。