国際アイスホッケー連盟(IIHF)は2日、来年2月の北京五輪で中国の男子代表を除外しないことを発表した。ホームページ上で「北京五輪から中国チームを削除するつもりはない。五輪主催国の参加者として、男子代表の地位は理事会で確認され、今後も変わらない」とリュック・タルディフ会長が述べている。

 中国男子代表を巡っては、開催国枠で出場権を獲得したが世界ランキングは32位と低迷。グループAでカナダや米国、ドイツと対戦し、大敗する可能性が指摘されていた。タルディフ会長も「0―15で敗れる試合を見るのは、誰にとってもよくない」と発言し、出場権はく奪の検討が伝えられていた。

 一転、中国男子の出場を認めた同会長は「私たちは中国協会と協力して、IIHFのルールに従って選手の出場資格を確認する。今後も五輪に向け、中国チームを準備するために支援する」とも話している。