【新体操】どん底を味わった主将・杉本早裕吏 世界選手権へ決意新たに「チームを引っ張る」 

2021年10月12日 14時22分

杉本早裕吏(提供:日本体操協会)
杉本早裕吏(提供:日本体操協会)

 27日に開幕する新体操の世界選手権(福岡・北九州市、西日本総合展示場新館)に向けて、団体の主将・杉本早裕吏(25=トヨタ自動車)が新たな一歩を踏み出している。

 8月の東京五輪では、メダル獲得が期待されながらも、まさかの8位に終わった。12日のオンライン会見では「すぐに切り替えられなかった。ここまで落ち込んだことは初めて。正直、五輪後に練習が再開したときに私は(練習に)入っていなかった。結果も悔しかったけど、最後は自分がチームをまとめて試合に臨むことができなかった申し訳なさがあるので、主将として落ち込んでいた」と明かし、新体操人生で初めて約3週間体を動かさない時期を過ごしたという。

 それでも、家族や友人などに支えられながら、再び体育館に帰ってきた。「最初から世界選手権に向かってというよりは、本当に少しずつ気持ちを戻していったりとか、チームの雰囲気を見て、私がやっぱりこのチームを引っ張っていきたいなって思った」。キャプテンシーが再び杉本の心に火をつけた。

 世界選手権は、東京五輪と同様の演技構成で臨む予定。「東京五輪の時は一人ひとりがいいものを持っているのに発揮できなかった。表現の部分で磨きをかけていて、一人ひとりの良さをもっと全面に出して、チームのまとまり感を魅せられるように練習をしている」と決意を新たにした。

 東京五輪から約2か月が経過。どん底からのスタートだったが「東京五輪のリベンジ大会とは考えていない。新しいチームとしてどこまで結果を残せるかは分からないからこそ、まずは自分たちが魅せたい演技をしようとチームでも話し合っている」と気合は十分。有観客の一戦で、最高の演技を魅せる準備は着々と進んでいるようだ。 

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