【東京五輪・パラリンピック】退任直前の小谷実可子SDが“レガシー”構築に意欲

2021年09月30日 10時00分

都立工芸高校を訪問した小谷実可子SD(右)
都立工芸高校を訪問した小谷実可子SD(右)

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の小谷実可子スポーツディレクター(55)が本紙の取材に応じ、〝レガシー〟の構築に強い意欲を示した。

 大会は無事に終了し、9月末で退く小谷氏は「東京大会のレガシーをいかに受け継いでいくかってことが大きな命題になる」と課題を挙げた上で「東京大会で培ったノウハウやボランティアの方も含めた人材をさまざまな競技大会で生かしていくことがスポーツ文化の発展につながるし、スポーツを通して社会を発展させることにもつながる」と指摘した。

 5年後には名古屋でアジア競技大会とアジアパラ競技大会が開催予定。「ジェンダーや多様性の件なども踏まえ、良かった点をどんどん引き継いで、東京大会で成せなかったことを世界に発信できる大会にしたい」と語る。実際に「各国・地域の女性選手参加率30%以上」「選手村に女性専用外来を創設」「旗手を男女にする」などの準備も進んでいる。

 また、パラスポーツの普及にも力を入れる方針だ。「ラジオのコーナーで積極的にパラのネタを発信していきたいし、(東京パラリンピック公式マスコット)ソメイティがすごい人気になったので、うまく生かしてパラのムーブメントにつなげていけないかと考えている」

 29日にはパラ陸上のこん棒投げで使用されたこん棒の製作を担当した都立工芸高を訪問。「東京大会で学生さんが作ったこん棒が生かされたように、アジア大会でも同じことができたら」と期待をかけた。

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