カーリングの混合ダブルス日本代表決定戦最終日(20日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、決定戦の第1試合が行われ、松村千秋(中部電力)、谷田康真(コンサドーレ)組は、吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)、松村雄太(コンサドーレ)組に7―5で勝利。予選を含めた対戦成績を2勝1敗とし、日本代表の座に王手をかけた。

 今大会は予選の結果を踏まえた上で、先に3勝した組が北京五輪切符をかけた世界最終予選(12月、オランダ)への出場が決まる大一番。有利な展開に持ち込みたい松村千、谷田組は、2―1で迎えた第4エンド(E)に3点を献上したが、第5Eに4点を奪って逆転に成功。第6Eもスチールで1点を加え、突き放した。

 後半以降は、積極的に石を動かして白星を引き寄せた。松村千は「4E目に自分たちのミスで3点取られてしまったが、ハーフを挟んで修正して、コミュニケーションもよくとれていたと思うので、自分たちらしい試合ができたと思う」と手応えを口にした。

 15時半からの第2試合で勝てば、代表の座に確定する。谷田は「アイスもかなり分かってきているし、自分たちのコンディションもかなりいいので、次の1試合、目の前の1投に集中して、パフォーマンスを上げていきたい」と決意を述べた。