来年の北京五輪へ向けたカーリング女子日本代表決定戦(11日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)の第3試合が行われ、日本選手権覇者の北海道銀行は、2018年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレ(LS)に3―9で敗れ、通算成績を2勝1敗とした。

 先に3勝したチームが北京五輪切符をかけた12月の世界最終予選に日本代表として出場。2連勝で王手をかけていた北海道銀行だったが、第3試合は第1エンド(E)に2点を先制されると、第2、3、4Eと3連続スチールを決められるなど、苦しい戦いを強いられた。

 試合後、スキップ・吉村紗也香(29)は「自分たちのショットは正確性を欠いていたが、相手はいいショットをしていた。相手のペースでなかなか自分たちの流れをつかめなかった。自分たちのゲームができなかったことが悔しい」と唇をかんだものの、北海道銀行が有利な状況に変わりはない。

「次に向けての課題は明確になった。修正して明日は切り替えて頑張りたい。次(4試合目)でしっかり勝ちたい」と決意を新たにした。