萩野公介発信力でも“ポスト北島”

2015年01月26日 16時00分

 競泳のエース・萩野公介(20=東洋大)がコメント力でも“ポスト北島”に指名された。北島康介杯東京都選手権最終日(25日、東京辰巳国際水泳場)では男子200メートル個人メドレーに出場して、1分57秒01で優勝。前日の400メートル個人メドレーと合わせて2冠となり、北島康介(32=日本コカ・コーラ)から初代MVPの証し「北島康介杯」を贈られた。昨年のアジア大会(韓国・仁川)でMVPを獲得した北島の後継者が順調に2015年のスタートを切った。

 

 一方で今年はその発言も“北島並み”の注目を集めそうだ。平井伯昌ヘッドコーチ(51)は「昨年の世界短水路前から『定型文じゃなく、本音を言ったほうがいい』と話していた。すごく人間的になっていると思います」と、教え子が“発信力”にも磨きをかけていると明かした。

 

 これまでは優等生のイメージがあるためか、コメントも“いい人”になりがちだった。これに不安を抱いたのが平井氏ら代表スタッフだ。「記者さんたちが意外と『(萩野は)同じことばかりしゃべってる』と感じたことないのかなと。感情をもっと爆発させたり、うれしい時は『うれしい』と言ったほうがいいんじゃないの」(平井氏)

 

 真のトップアスリートは発言でも人を魅了する。最たる例が北島だ。アテネ五輪で発した「チョー気持ちいい」を筆頭に数々の名言を生み出してきた。飾ったり、遠慮したりはない。平井氏も「北島だとパッパと出てくる」。萩野も限られたトップ選手。喜怒哀楽を表現することは逆に親しみが伝わり、多くの場合プラスになる。萩野の“本音トーク”に期待大だ。