大金星だ。東京パラリンピック・車いすバスケットボール(3日、有明アリーナ)、男子準決勝が行われ、日本は79─68で英国を下し、史上初の決勝進出を決めた。

 第1クオーター(Q)は2018年世界王者・英国の前に苦戦。強力攻撃陣を抑え込むことができず、最大10点差をつけられるなど、15―23で終える。それでも、第2Qは香西宏昭(NO EXCUSE)、古沢拓也(パラ神奈川SC)の3点シュートなどで33―36と点差を3点に縮める。すると、第3Qは川原凜(千葉ホークス)のゴールラッシュなどで52―48と逆転。第4Qも着実に得点を重ね、銀メダル以上を確定させた。

 車いすバスケットボール界の歴史的を変えた大きな一勝。俳優の鈴木亮平は、自身のツイッターで「なんてこった。なんてこった。なんてチームだ」と興奮気味につづった。さらに「車いすバスケットボール」と「決勝進出」がツイッターのトレンド入り。「車いすバスケ男子おめでとう!!!」「第1クォーターで10点差で負けてたのに、ひっくり返すのすごい」などと歓喜の声が相次いでいる。

 5日の決勝では米国と対戦する。