人気急上昇だ。東京パラリンピック・ブラインドサッカー(29日、青海アーバンスポーツパーク)、1次リーグが行われ、日本はフランスを4―0で下し、白星スタートを切った。

 初出場の日本は、前半4分にドリブルで切り込んだFW黒田智成(八王子盲学校)が左足で先制点をマーク。9分にも黒田が追加点を奪い、流れを引き寄せる。19分には右サイドでFKを獲得すると、黒田のワンタッチからMF川村怜(アクサ生命保険)が左足を振り抜き、前半を3―0で折り返した。さらに、後半7分にPKを獲得。キッカー・川村がネットを揺らし、勝利を決定づけた。

 ブラインドサッカーは、GK以外の選手がアイマスクを装着し、鈴の音の出るボールが用いられている。選手は鈴の音、相手ゴール裏から指示を出すガイドやGKの声を頼りにプレーをする。 

 選手たちは視覚情報がない中でプレーしているが、いきなりのゴールラッシュ。ツイッターでは「ブラインドサッカー」がトレンド入りし「とにかくすごい!!!感動!!!かっこいい!!!」「見入ってしまった。ゆっくりな食事中に箸も止まる」などと歓喜の声が相次いでいる。

 明日(30日)は、前回のリオ大会王者・ブラジルと対戦する。