「ヤンなで」宿舎に“不審者”出没

2012年09月03日 12時00分

 一難去ってまた一難? U―20女子W杯準々決勝で、日本は宿敵韓国に3―1で快勝し初のベスト4進出を果たした。悪化する両国関係をものともせず、世界制覇に向けて大きく前進したが、さらなる問題に直面していることが判明。人気沸騰中の「ヤングなでしこ」の宿舎にストーカーのような“不審者”が出現しはじめ、日本サッカー協会が警戒を強めているのだ。

 本家なでしこジャパンに負けない活躍を見せるヤングなでしこ。チームの特色は「ビジュアル系」と呼ばれるように、美少女が揃っている。真木よう子(29)似のMF田中陽子(19=INAC神戸)、長澤まさみ(25)似のナンバーワン美女MF猶本光(18=浦和)、剛力彩芽(20)似のDF木下栞(20=日テレ)らは女優、アイドル顔負けのルックスだ。ただ、そんなビジュアル系チームの周辺では異変が起きていた。スタッフの一人がこう打ち明ける。

「宿舎にちょっと危ない感じの人を見かけるようになった。単純にファンやサポーターなら私たちも判別がつくし、コントロールもできる。向こうもこちらの事情を分かってくれるから、むちゃなことはしない。でも、明らかにそういう風情ではないから、何か起こらないかとスタッフ間では注意して監視している」

 U―20女子W杯はゴールデンタイムに生中継されている。注目度と人気は日々上がっており、選手の宿舎にはサインや記念写真を撮ってもらうために“出待ち”するサポーターの姿が見られるようになった。一方で、明らかにファンではない「いわゆるおたく系の人物が増えた」(同スタッフ)。しかも、挙動不審なそぶりを見せる者もおり、スタッフが警戒を強めているという。

 なでしこジャパンが昨年の女子W杯で優勝した際も、サポーターがイレブンの自宅まで押し寄せるなどストーカーのような行為をするやからが出現。MF沢穂希(33=INAC神戸)は「正直、怖い思いをしたことがある」と話したように、他のイレブンも同様の“被害”を受けた。

 さらに同スタッフは「今の選手たちはまだそういうことに慣れていないから、周りが守ってあげないといけない」としたうえで「大会期間中は協会が守れるからいい。大会が終わってから選手が狙われなければいいが」と今後も不安視する。

 実際に、MF猶本は宿舎内で一般客に「“ヤングなでしこの方ですか?”と声を掛けられた」と戸惑っている様子で、最近は外出を控えているという。日本サッカー協会の広報担当は「(選手に)何かあっては大変なので注意して見ていきたい」と話した。宿敵に快勝した裏では、思わぬ問題が待っていた――。