東京五輪のバレーボール女子でベスト4となった韓国代表の金軟景(キム・ヨンギョン=33)が〝CMクイーン〟になったと、同国メディア「ニュース1」が伝えている。

 東京五輪で実施された競技の中で、もっとも韓国内で注目されていたのはバレーボール女子。毎試合、接戦をものにする勝負強さを発揮。特に予選リーグの日本戦では最終セットを16―14で制し、3―2で勝利に導いたことから同国内での関心が高まった。最後は3位決定戦でセルビアに敗れてメダルを逃したものの、その奮闘ぶりは大きな話題となった。

 同メディアによると、その中心選手だった金には3大会連続で出場した東京五輪後、多くの企業からラブコールが届き、飲食店をチェーン展開するジェネシスBBQや超人気ベーカリーと広告契約を結んだ。すでに個人としては珍しいファンクラブも設立されているが、その人気はさらに高まっているという。

 金はお菓子メーカーのロッテやスポーツ用品メーカーのアンダーアーマーとも契約し、モデルとしても活動している。同メディアは「しばらくはテレビやCMで最も頻繁に見ることになる選手と予想されている」とし、業界関係者の「気さくで親しみやすいイメージで愛されている」とのコメントを伝えている。

 東京五輪をきっかけに韓国スポーツ界を代表する〝CMクイーン〟になるのは間違いなさそうだ。