レジェンド葛西「42歳7か月」最年長表彰台記録を更新

2015年01月07日 11時00分

【オーストリア・ビショフスホーフェン6日(日本時間7日)発】レジェンドがまたも魅せた。ジャンプ週間最終戦を兼ねたノルディックスキーのW杯ジャンプ男子個人第13戦(HS140メートル、K点125メートル)で葛西紀明(42=土屋ホーム)が2位となり、2戦連続で今季4度目の表彰台に立った。4日の第12戦で更新したW杯最年長表彰台記録を更新(42歳7か月)する快挙を果たした。

 助走路の傾斜がなだらかな当地のジャンプ台にフィットできない選手が多かったなか、葛西は前日の予選で4位。「失敗しても飛距離が出る。成功したらどれだけいくか」と自信を隠さなかった。その言葉どおり、1回目は132・5メートルを飛んで3位で通過。優勝を狙える位置につけた。

 勝負の2回目。抜群の踏み切りから飛び出すと、美しい姿勢で距離を伸ばし、HSに迫る137メートル。2回目のなかでは最長不倒の大ジャンプで、首位に立った。

 だが最後に飛んだ地元オーストリアのミヒャエル・ヘイベク(23)に逆転され、昨年11月30日の第3戦(フィンランド・ルカ)以来の優勝は逃した。レジェンドは「面白くない2位。やっぱり優勝しないとうれしさはこみ上げてこない」と不満顔。完璧に見えた跳躍も自身では納得いっておらず「踏み切りのタイミングと、着地でテレマーク姿勢を入れるのが課題。それがうまくいかないと優勝できない」。競技が始まった日本時間7日は妻怜奈さんの誕生日だったが、花を添えることはできなかった。

 それでも、W杯のなかで一番の盛り上がりを見せるジャンプ週間(4試合)の合計得点は1074・8点で4位。同シリーズ総合優勝のシュテファン・クラフト(21=オーストリア)にも劣らない熱狂的な声援を受けた。

なお他の日本人選手は、竹内拓(27=北野建設)は16位、他の3人は2回目に進めず、作山憲斗(24=北野建設)は36位、雪印メグミルク勢の小林潤志郎(23)は47位、清水礼留飛(21)は49位だった。