東京五輪組織委員会は8日に行われる閉会式の日本選手団の旗手を空手の喜友名諒(31=劉衛流龍鳳会)が務めることを発表した。

 喜友名は6日に空手男子形で金メダルを獲得。沖縄県出身の選手として初めて五輪金メダリストとなった。沖縄出身者が旗手を務めるのも初めてとなる。空手は24年パリ大会では実施されない。

 7月23日の開会式ではレスリング女子50キロ級で金メダルを獲得した須崎優衣と男子バスケットボールの八村塁が旗手を務めていた。新型コロナウイルス感染拡大による1年の延期、史上初めての無観客開催、河村たかし名古屋市長による金メダルかじり騒動など、幾多の困難と混乱のなかで17日間にわたって行われてきた東京五輪は、まもなく幕を閉じる。