東京五輪で新競技として採用されたサーフィンの男子で銀メダルを獲得した五十嵐カノア(23=木下グループ)が、モチベーションの源を明かした。

 27日の競技終了後、メダリスト会見に臨んだ五十嵐は「国にメダルを持ち帰ることができてとてもうれしい。この期間にサーフィンというスポーツが、どれだけワクワクするものが感じていただいたと思う」と改めて喜びを語った。その上で五輪競技に採用されたことで「(日本の)レベルアップを後押しした。日本のサーファーは進化しているし、日本には五輪に出場した(大原)洋人、(前田)マヒナ、(都筑)有夢路という素晴らしいサーファーがいる」とうなずいた。

 そして自身は日本の第一人者として銀メダルを獲得。この流れを未来のサーファーへとつなげいく。「日本の野球などのように、サーフィンを人気スポーツにしたいというのがモチベーションになっている。23歳なので、まだ時間はある。それにネクストジェネレーションのために、よりよいサーフィン界にしていきたい。海をキレイにしてそこでエンジョイしてもらいたいとか、そういう夢もモチベーションになっている」と先を見据えた。