「やっぱり生で五輪見たい!」カヌー・スラローム会場周辺に近隣住民殺到した結果

2021年07月26日 06時15分

東京・葛西臨海公園内の歩道からカヌー・スロラームの会場がのぞけそうなスポットに人が集まった
東京・葛西臨海公園内の歩道からカヌー・スロラームの会場がのぞけそうなスポットに人が集まった

 ほとんどの競技が無観客で行われている東京五輪で、競技の様子や選手を一目見ようと、各競技場付近には多くの人が押しかけている。

 東京・江戸川区の都立葛西臨海公園に隣接する屋外会場で行われているのが、カヌー・スロラームだ。川のような傾斜のある人工的コースで、流れるプールのような形状になっている。

 会場周辺はフェンスに囲まれ、中の様子を見ることはできないが、100メートルほど離れた葛西臨海公園内の歩道からわずかに会場を臨める場所があり、ここにちょっとした人だかりができていた。

 25日は男子カナディアンシングル予選に、リオ五輪銅メダルの羽根田卓也(34=ミキハウス)が登場。ただ、外から視界に入るのは観客席や各国の旗ぐらいで、肝心の競技コースは仮設テントで遮断され、全く見られない。ウォーミングアップコースを通過する選手が一瞬、見えるぐらいだ。

 子どもを連れた男性は「せっかくの五輪なので子どもに雰囲気だけでも見せたくて、連れてきたけど、全然見えないですね。音すら聞こえない」。散歩していた女性は「パドル(カヌーを漕ぐ道具)が見えただけでよかった」と笑った。中には望遠カメラでシャッターチャンスをうかがう男性の姿もあった。

 ここは立ち入り禁止エリア外だが、常に警察官が警備に当たっている。30センチほどの高さがある縁石ブロックの上に立とうものなら「上に立たないでください!」と、注意する声が飛んでいた。

 すぐそばには地上高117メートルで、日本で2番目の高さを誇る大観覧車があり、これに乗れば会場内は丸見えとなりそうだが、カヌー・スロラームの競技期間である25~30日は臨時休業。またJR京葉線の葛西臨海公園―新木場間で、約400メートル離れた車内から会場全体を一望できるが、こちらもコース内までは見えない。やっぱり〝無観客〟の壁は高かった!

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