緊張の初戦を問題なくものにした。東京五輪バドミントン女子シングルス1次リーグ(24日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)、L組で五輪2大会連続出場の山口茜(24=再春館製薬)が、好スタートを切った。

 世界ランキング100位以下と格下のマフール・シャハザド(パキスタン)との対戦となる中、1ゲーム目から試合終了まで主導権を離さず、21―3、21―8のストレート勝ち。初戦のプレッシャーや気負いを一切感じさせない圧勝劇となった。山口は「初戦ということで緊張もあったが、いいプレーができたし、勝てたので良かった」と語った。

 それでも、2016年リオデジャネイロ五輪ではライバルの奥原希望(太陽ホールディングス)に準々決勝で敗れ、メダルを逃した悔しさは忘れていない。「リオから5年間で経験してきたことを出していければ」と今後に向けて気を引き締めていた。