東京五輪開会式で聖火ランナーを務めたレスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里(38)は、開会式終了後の会見で感激の面持ちだった。

 柔道男子で五輪3連覇の野村忠宏氏とともに、長嶋茂雄氏(巨人軍終身名誉監督)、王貞治氏(ソフトバンク名誉会長)、松井秀喜氏(ヤンキースGM特別アドバイザー)の野球レジェンドトリオに聖火をつないだ。

 吉田は「全国からつないでくれた聖火を国立でつなぐことができてうれしく思う。選手たちが全力を出し切るように応援していきたい」とコメント。

 自身は国民栄誉賞を受賞しているが、同じく国民栄誉賞の野球レジェンド3氏へのリレーは格別だったようで「私の中では次の第2走者のレジェンドのお三方につないだことが印象的だったし、光栄だった」と笑顔で語った。