新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期となった東京五輪の開会式が23日午後8時、国立競技場(東京・新宿区)でスタートした。

 無観客の会場で花火が打ち上がり、開会式がスタート。競技場内では、新型コロナウイルス禍でソーシャルディスタンスを保たなければいけない状況下、トレーニングを積んできたアスリートの心情を表現するパフォーマンスが行われた。

〝看護師ボクサー〟こと津端ありさも参加していた。その後、アスリートたちの血管などを赤いヒモで表現したパフォーマンスもあった。

 1年延期を経ての開催の思いを込めたものだったが、SNS上の反応は鈍かった。好意的な反応もある一方で「地味だし、何を表現しているのかわからない」「こういう状況だから仕方ないけど、明るさないのは残念」との声が上がった。

 続いてマラソン女子五輪メダリストの高橋尚子さんや三宅義信さんらが国旗入場を担ったが、大きなインパクトはない開会式の出だしとなった。