ノルディックスキー・ジャンプ男子のW杯個人第3戦(11月29日=フィンランド・ルカ)で、42歳5か月の史上最年長優勝を飾った“レジェンド”葛西紀明(42=土屋ホーム)が9日、成田空港に凱旋帰国した。

 大勢の報道陣、ファンに迎えられた葛西は「この騒ぎはなんですか?」と第一声。日本のフィーバーぶりに驚きの表情を隠さなかった。

 一方、「レジェンド」が流行語大賞の大賞を逃したことには「トップ取りたかったですよね。毎日、気にしながらニュースを見ていた。取れなかったのは悔しい」。トップ10では満足しない姿勢はジャンプと同じだ。

 また、2026年の冬季五輪開催候補地の1つとなった札幌についても言及。「次のオリンピックが45歳、その次が49歳で53歳ですか。地元の札幌でやることになれば、53歳でも目指したい。ちょうど10回目のオリンピックになる」と出場に意欲をみなぎらせた。

 新婚の「レイチェル」こと怜奈夫人との久々の再会も待ちきれない様子。日本に到着する前「和食」のリクエストを出したといい、「おでんか煮物か鍋かな。任せています」と夕食が待ちきれない様子だった。