東京五輪開幕まで1週間を切った17日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)は18日の夜、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)を迎賓館(東京・港区)に招いて歓迎会を開催することを明かした。

 橋本会長は規模を小さくし、飲食がないことを明かしているが、集まるメンバーは菅義偉首相(72)、東京都の小池百合子知事(69)、さらに組織委前会長の森喜朗氏(84)など約40人になる見込み。緊急事態宣言下、国民が様々な規制を強いられる中で〝バッハパーティー〟の開催に批判は殺到している。ネットでは怒り爆発の国民が「自粛破り」をほのめかすなど、大きな物議を醸している。

 そんな中、日本オリンピック委員会(JOC)からも怒りの声が出た。ある50代の関係者は「ドン引きしています。本当に国民の間隔と乖離している。浮世離れにも程がある」と憤慨。また、別の競技団体幹部は「IOCに媚びすぎる日本側にも問題があるんじゃないか」と疑問視した。

 時を刻むごとに国内の反発は加速し、各地でデモも多発。それでも〝バッハパーティー〟は強行される模様で、開幕直前に国民からの信頼感は修復不可能の事態に陥っている。