競泳・萩野が2つの秘密兵器完成「股関節にこだわった」

2014年11月25日 16時00分

新モデル水着の発表会に臨んだ(右)から萩野公介、内田美希、山口観弘

 仁川アジア大会(韓国)でMVPに輝いた競泳男子の萩野公介(20=東洋大)が来年の世界選手権(7月開幕、ロシア・カザン)に向けて、秘密兵器を完成させた。

 

 萩野は24日、ミズノスイム競泳用水着の2015年モデル新製品「GX・SONICⅡ」(来年1月発売)発表会に出席した。自らも開発に関わった水着はロンドン五輪時に比べ、表面摩擦抵抗を約10%も抑制。100メートル以下の短距離用、200メートル以上の中長距離用と2種類が披露された。

 

 萩野がこだわったのは股関節の動き。短距離用は100メートル背泳ぎに出場することを想定し「股関節の動きを無視して、パワーを出せるほうがいい」(ミズノ関係者)と締めつけ強度を高めた。中長距離用は得意な個人メドレーを意識。「股関節の動きが大事。がちがちに締めると泳げない」(同)と柔らかなフィット感を目指したという。

 

 従来の水着では成し得なかった抜群の着用感を実現したことで、萩野も「後半きつくなっても足が浮いている感覚を開発段階でも感じることができた」とご満悦だった。

 

 この日の会見前、東京スイミングセンターでの記録会で400メートル個人メドレーに出場し、4分10秒10で圧勝。「予想タイムをしっかり出すことができた。気持ちの余裕、体の余裕が感じられる」と話し、世界短水路選手権(12月3日開幕、カタール)に弾みをつけた。