【フランス・ボルドー22日(日本時間23日)発】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、フランス杯最終日はフリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の町田樹(24=関大)は、合計237・74点で2位に終わった。第1戦のスケートアメリカに続く優勝を狙った町田だが、ミスが響き巻き返しできなかった。勝ったのはマキシム・コフトゥン(19=ロシア)。合計243・35点で第3戦の中国杯に続いて優勝。SPで1位だったソチ冬季五輪銅メダルのデニス・テン(21=カザフスタン)が3位だった。

 町田は第1戦の「スケートアメリカ」に続く優勝は逃したものの、「今大会3位以内」の条件をクリアしてシリーズ上位6選手で争われる「GPファイナル」(12月・バルセロナ)への進出を決めた。

 それでも納得のいかない演技に「久しぶりに弱い自分を見た。冒頭の4回転トーループで転倒し、足首が変な感じになってしまって、その影響が演技中に出た」と不満げだ。

 GPファイナルに向けては「もっと強靱(きょうじん)な男性にならないと演じ切れない。失敗を糧に、この借りは返したい」と意気込みを語っていた。