米国のジョー・バイデン大統領(78)が、今夏に開催される東京五輪に出席しないことが決まった。

 ジェン・サキ米大統領報道官が28日に、東京五輪について「バイデン大統領が出席する予定はない」と明言した。

 ただ米国は前回2016年リオデジャネイロ五輪で当時のバラク・オバマ大統領も出席を見送っており、特別な判断ではないことを強調。「米政府の代表団はこれまでと同様に派遣する」とサキ報道官は語った。

 米紙「ウォールストリートジャーナル」などは「東京五輪のために米国のファーストレディーであるジル・バイデンが日本を訪問するための準備をしている」と報じており、ジル夫人が来日して日本の菅義偉首相と会談する可能性が浮上している。

 バイデン大統領の東京五輪欠席は韓国でも大々的に報道。「マネーS」などは「バイデン大統領が東京五輪に行かないことになり、各国首脳も次々に不参加となるか」と各国の首脳に〝欠席ドミノ〟が広がるとの観測も示している。

 バイデン大統領の決断の背景に新型コロナ禍が影響しているのかは定かではないが、超大国のトップの欠席は波紋を呼びそうだ。