東京パラリンピック女子バドミントン代表の里見紗李奈(23=NTT都市開発)が金メダル獲得を誓った。
里見は、高校3年生の時に交通事故で脊髄を損傷。車いす生活を強いられたものの、中学時代はバドミントン部に所属していたこともあり、再び競技を始めることになった。
23日のオンライン取材では「これからは今まで以上に本番の舞台をイメージしながら練習できるんだなという気持ちになりました」と内定時の心境を振り返った上で「全体的にもっと上げていきたい」とさらなる高みを見据えた。
里見の武器は車いす選手特有の「のけぞりショット」。2019年世界選手権女子シングルス(WH1)では優勝を果たしており、ライバルたちからマークを受ける立場だが「絶対に金メダルを取ろうと思っている。プレッシャーは感じていない。私がシングルスもダブルスも金メダルを取ったら、パラバドミントンも盛り上がって知名度も上がると思うので、そのために頑張りたい」と気合は十分だ。
パラリンピックでバドミントンが実施されるのは今大会が初めて。初代女王へ「シャトルを粘り強く追いかけるのが自分の持ち味。そこを見てほしい」と意気込むヒロイン候補に迷いはない。