冨田の弁護人がJOC側に反論も主張の不自然さ浮き彫りに

2014年11月09日 08時45分

冨田陣営と対立するJOC平真事務局長

 韓国・仁川アジア大会(9月)で韓国メディアのカメラを盗んだとして略式起訴され、日本選手団から追放された競泳元日本代表冨田尚弥(25)の潔白主張会見から一夜明けた7日、冨田の代理人を務める國田武二郎弁護士の元へは多くの反響が寄せられたという。

「『ぜひ頑張ってほしい。“冨田君を救う会”を立ち上げたい』という声もありました。『なぜ弁護するのか』というものもありました」(國田弁護士)

 6日に行われた冨田陣営の会見を受け、日本オリンピック委員会(JOC)も会見。カメラを袋に入れるところをJOC関係者2人が確認したと明かしたことで、見知らぬ男に「カバンの中に入れられた」という冨田の主張と真っ向から対立する形になった。

 これについて、國田弁護士は「冨田君はとても不満を感じていましたよ。冨田君によれば、現地でJOC関係者は『(カメラを袋に入れる場面は)写っていなかったね』と彼に言っていたそうです。それにレンズを外している場面については見ているんですか? ただカメラをバッグに入れるだけなら、窃盗の瞬間とは言えないでしょう」と反論した。

 冨田が当時、防犯ビデオの内容について関係者と話をしていたという点は新たな証言。しかし、6日の会見では「(JOC関係者は)僕が取ったという映像は見ていないと思います」としか話しておらず、不自然さは否めない。逆に「主張に一貫性がない」という指摘をまたまた裏付けたとも言えなくないが…。

 冨田陣営は今後も世論喚起し、韓国側の再捜査を促すか、正式裁判を申し入れて潔白を証明する意向だ。戦いが終わる日はまだまだ先だ。