葛西「飛べるかも」250メートル世界新

2014年11月08日 16時00分

今シーズンの健闘を誓う葛西(左)と渡部暁

 7日、都内で行われた全日本スキー連盟による「TAKE OFF」会見に出席したジャンプ男子の“レジェンド”葛西紀明(42=土屋ホーム)が新境地の開眼を予告した。来年3月のW杯最終戦のスロベニア・プラニツァ大会を最大目標に設定。「これはボク、かけてます。ジャンプ台が新しくなるので、もしかしたら250メートル以上飛べるかもしれない。世界記録(246.5メートル)を更新したい。そこには奥さんも連れていきたい」と得意のフライングヒルで前人未到の大記録を打ち立てることを誓った。

 

 ただし、体調は良くない。オフの間はテレビ出演、講演などで多忙を極めた。練習量は去年に比べ「半分ぐらい」と激減し、体重も2~2.5キロ重いままだ。こうした不調は連盟も織り込み済みで「欧米の選手はメダルを取ったら休む。12月まで休んだり、1年間休む選手もいる。葛西はヒザもよくない。(出場は)使命感でしょう」(関係者)。五輪で燃え尽き翌シーズンは欠場するメダリストが多いなかで、42歳という年齢で強行出場すること自体が、逆に驚きだ。

 

 それでも、葛西の表情は明るく「昨シーズンのいいジャンプが体に残っている。練習できなくても、いい成績を出すことができたら『本当に俺ってすごいな』と思う。そういう変な期待感はある」と不安を一掃。先日“キング・カズ”ことサッカー元日本代表FW三浦知良(47=横浜FC)と対談し、刺激も受けた。ソチ五輪で日本を熱狂させたレジェンドは今年も何かをやってくれそうだ。