日本障がい者バドミントン連盟は9日、オンライン上で会見を行い、東京パラリンピックの代表に内定した選手らが抱負を述べた。 

 女子シングルス(SU5)世界ランキング1位で金メダル獲得が期待される鈴木亜弥子(34=七十七銀行)は、フットワークの向上をテーマに強化中。開幕まで残り3か月を切った祭典に向けては「私が結果を出せば、すごく競技の知名度が上がると思う。結果を残したい」と決意を述べた。

 新型コロナウイルス禍の影響で、一部からは大会の中止を求める声も聞かれる。鈴木は「いろいろ思うところがある」と複雑な表情を見せた一方で「例えばIOC(国際オリンピック委員会)の方々の決定事項に従うことしかできない。今は試合あるっていう形で進んでいるので、それに向けて練習をしている」と前を向いた。

 パラバドミントンは、今回の東京パラリンピックが初採用。初代女王の座を勝ち取るべく、日本のエースは金メダル街道を突き進む。