毎日新聞社は27日の朝刊記事で、広島県尾道市と愛媛県今治市をつなぐ瀬戸内しまなみ海道の一部を通行止めにして26日に開かれた「サイクリングしまなみ」で起こった転倒事故について、同社の取材用ヘリコプターが原因を招いた可能性があると説明した。

 記事によると、男女2人の参加者が来島海峡大橋を走行中、めくれ上がったマットに当たって転倒し、ともに負傷した。毎日は「本社ヘリからの気流で事故を招いた可能性がある」として謝罪する社長室広報担当の話を掲載。原因調査や捜査に全面協力する。

 ヘリは近くの軽飛行機を避けるため、約120メートルに高度を下げていたという。「サイクリングしまなみ」は日本最大規模の自転車大会で、26日は約7000人が参加した。